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山下 桃山陶や長次郎よりも、仁清、乾山の方が美術史に登場しますから、一般的にはよく知られた名前にはなっています。
中島 美濃のや きものは難しいからね、だから美術史に登場しないんだよ。
山下 仁清、乾山は、作者名がはっきりしてるから、教科書に載りやすい。
中島 でも私は入れないな。あれは、つくろうと思えばつくれるんだよ。技術があって、京都の文化や富という一つの条件があって、必然的なんだな。土のなかから、忽然と沸き上がってきたものじゃないんだ。それは、光悦も同じ。ああいうものは残さなくたって、とまではいわないけど、またつくることは可能だと、私は思う。
山下 僕もね、入れたくないです、特に仁清は。どこがいいんだろうと。仁清は、国宝、重文に21点も認定されているけど、そもそもそんな格付け、即廃止して欲しいと僕は昔からいってますが。これは、ある時点で誰の声が大きいかによって決まっていくものであって。一般の人がそんな格付けに惑わされる必要は、何もないです。……―抜粋―
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