陶磁郎 41号[2005年1月17日発売]
10周年記念特集◆残したい、日本のやきもの  この列島=日本が崩壊を迎えてしまったとき、「日本のやきもの」のなかで10点を選ぶとしたら……。  火焔型土器 縄文 縄文時代中期、国宝[十日町市博物館蔵]
私はこれを選ぶ---54人が選ぶ、日本のやきものとは。
浅井慎平 (写真家)
火焔型土器、縄文、新潟県津南町沖の原出土[津南町教育委員会蔵]
朱彩壺、弥生、愛知県名古屋市高倉出土[東京国立博物館蔵]
秋草文壺、渥美[慶應義塾蔵] ほか
鈴木藏 (陶芸家、重要無形文化財保持者)
土偶、縄文、群馬県吾妻町郷原出土
志野茶碗 銘「卯花墻」[三井文庫蔵]
絵唐津柿文三耳壺[出光美術館蔵] ほか
鈴木藏 (陶芸家、重要無形文化財保持者)
長次郎、黒楽茶碗 銘「俊寛」[三井文庫蔵]
粉引茶碗 銘「松平粉引」[畠山記念館蔵]
長次郎、赤楽茶碗 銘「道成寺」
川口淳、村井康彦、柏木博、平松洋子、仲畑貴志、安西水丸、榎本徹、
井上喜久男、山本一力、村田吉弘、伊藤郁太郎、金重有邦、甘利明、鶴岡真弓、
伊藤嘉章、戸田博、清水実、森孝一、荒川正明、蔵一成、青柳恵介、
鈴田由紀夫、服部文孝、外舘和子、サエキけんぞう、寺田康雄、小林建夫、三浦弘子、
永野誠一、阿木香、橋本龍史、板橋廣美、梅田美津子、中村錦平、海老江重光、
矢部良明、黒田草臣、金子賢治
【対談】◎中島誠之助の人めぐり・モノめぐり[第32回] 古いものを使い、伝えること ゲスト=石川さゆり ホントにそれを選ぶのか ゲスト=山下裕二
山下 桃山陶や長次郎よりも、仁清、乾山の方が美術史に登場しますから、一般的にはよく知られた名前にはなっています。
中島 美濃のや きものは難しいからね、だから美術史に登場しないんだよ。
山下 仁清、乾山は、作者名がはっきりしてるから、教科書に載りやすい。
中島 でも私は入れないな。あれは、つくろうと思えばつくれるんだよ。技術があって、京都の文化や富という一つの条件があって、必然的なんだな。土のなかから、忽然と沸き上がってきたものじゃないんだ。それは、光悦も同じ。ああいうものは残さなくたって、とまではいわないけど、またつくることは可能だと、私は思う。
山下 僕もね、入れたくないです、特に仁清は。どこがいいんだろうと。仁清は、国宝、重文に21点も認定されているけど、そもそもそんな格付け、即廃止して欲しいと僕は昔からいってますが。これは、ある時点で誰の声が大きいかによって決まっていくものであって。一般の人がそんな格付けに惑わされる必要は、何もないです。……―抜粋―
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